気温も下がり、福岡県でもインフルエンザの感染者が大幅に増えてきています。また、今年は全国的にもマイコプラズマ肺炎が非常に流行しています。そんな中、医薬品の供給不足が非常に深刻な問題になっています。
当院でも、感染症の患者さんが多く受診される時期になってきましたが、薬不足による処方制限をしなければならない状況に頭を抱えています。特に、咳止めや痰のお薬の入荷が少なく、最低限の処方に留めています。お薬が効かなかったり、症状が長引いている場合のみ追加で処方するなどして対応していますが、感染症が落ち着く春先までは、このような状況が続くと予想しています。
これから本格的な冬を迎え、さらに感染症が流行していくと思われますが、罹患しても薬がないという状況を避けるためにも、まずは罹患しないことを心がけていただきたいです。うがい、手洗い、マスクに加え、予防接種などの対策を取りながら、感染予防に努めていくことがますます重要です。