痛み、違和感がなく楽な大腸カメラ

大腸カメラは胃カメラと比べると、内視鏡(カメラ)を挿入するための高い技術が必要です。勿論、最も大切なことは、癌の予備群のような病変を見逃さないこと、正確な診断ができること、病変を認めた場合に適切な治療ができることが重要なことは言うまでもありません。

 

しかしながら、患者さんにとってはどんなに適切な検査がなされても、検査自体に苦痛を伴ってしまうと、次からの検査が嫌になってしまいます。楽な検査をすることで、次の検査や治療に不安が無くなります。

 

大腸カメラにおいては、体格、性別、腸の長さ、癒着の程度(お腹の手術をしたことがある方)などによって難易度が異なります。当院では20歳から80歳台までのあらゆる体型の患者さん方をこれまで検査、治療してまいりましたが、痛みや違和感をほとんど感じることがなく、安全で楽な大腸カメラを施行することができています。

 

大腸に空気を入れず、伸ばすことなく折りたたむように(大腸の軸を意識した挿入法)挿入していく、無送気軸保持短縮法でカメラを進めて行くため、痛みや違和感がほとんどありません。それでも、お腹の手術をしたことがある方や腸がとても長い方などは違和感が出る可能性があります。このような場合、当院では大腸カメラから水を注入しながら、カメラを大腸の奥へと進めていく「水浸法」という技術で苦痛なくカメラを挿入するようにしています。

 

このように、当院では大腸カメラの技術の向上を徹底的に追求することにより、痛みが少ない、違和感が少ない、楽な大腸カメラの検査を実現しています。「今まで痛くて仕方がなかった」、「苦痛で途中で検査が中止になってしまった」、などと言われていた患者さん方でも「とても楽でした!」と仰っていただいております。

 

これからも、最高の技術を突き詰めて、より安全で正確な大腸カメラを行って参ります。検査は怖い、痛い、でも大腸の病気は心配、という方は是非ご相談ください!

2021年06月19日