医師紹介

ごあいさつ

井上さとし内科院長の井上 聡です。私は医学部を卒業後、主に消化器疾患(お腹の病気)、がんの治療、内視鏡(胃カメラや大腸カメラ)の領域を中心に経験を積みました。その後、大怪我の治療や重症の救急疾患(肺炎、腹膜炎、重症のぜんそく発作、肝臓や腎臓の病気、糖尿病や高血圧など)も大学病院で専門的に治療してまいりました。
現在、日本における三大死亡原因は、がん・心臓の病気・老衰です。特に、がんや心臓病などは、予防や早期の治療で改善したり、悪くなる前に病気の進行を食い止める事ができます。当院の役割は、急性の病気を的確に診断、治療する事に加えて、がん、糖尿病、高血圧、心臓の病気などの予防と治療を行い、必要であればすぐ高次の医療施設(大学病院や医療センターなど)に紹介し連携する事です。私はこれまでの経験から、ある特定の病気だけでなく全身の病を、重症・軽傷に関わらず治療する事ができます。慢性的に困っておられる病を皆さんと一緒に治療し、悪性疾患は早期発見し、急病は適切に対処します。皆さんの健康な暮らしをサポートするクリニックとして地域に貢献したいと考えております。
院長 井上 聡 いのうえ さとし
院長 井上 聡

プロフィール

祖父、父の影響で自然と医師を目指すなか、漫画ブラックジャックの弱者に寄り添う天才外科医の姿に感銘を受けました。とにかく腕の良い外科医になって多くの患者さんを助けたいと思い医学の道に進みました。学生時代はロックに夢中になり、ギタリストとして地域のバンドコンテストに出場したり、医師になってからもジャズ仲間と共にライブ活動やクリスマスコンサートを開いたりしていました。今でも趣味でギターを続けています。大学では合気道に打ち込み、黒帯(3段)を取得。学生時代から今まで定期的な筋トレは欠かさず行っています。好奇心旺盛でこれまで様々な事にチャレンジし、人種を超えてたくさんの人と出会いました。僕は人が大好きです。人と触れあい、話しを聞いてその人の痛みに寄り添って治療する事が医師の仕事だと思っています。地域の皆さんが人生を楽しめるよう、健康維持のお手伝いができれば幸いです。
院長 井上 聡

経歴・資格など

学歴
東京医科大学医学部卒
医学博士 東京慈恵会医科大学医学部
経歴
1994年 佐賀医科大学 一般消化器外科にて初期研修医
1997年 東京都立駒込病院外科 シニアレジデント
2000年 東京慈恵会医科大学 外科学講座助手
2003年 米国ヒューストンMDアンダーソン癌センター留学
2006年 東京慈恵会医科大学 外科学講座助手
2007年 米国ロサンゼルスシーダースサイナイ医療センター着任
2010年 シーダースサイナイ医療センター助教授に就任
2012年 米国UCLA外科学講座外傷外科チームに参加
2013年 佐賀大学医学部附属病院 高度救命救急センター教授に就任
2020年 井上さとし内科開院
資格
医学博士
アメリカ医師国家試験 ECFMG certificate
Fellow of the American College of Surgeons(米国外科学会フェロー)
日本外科学会認定医
日本外科学会専門医
日本外科学会指導医
日本救急医学会救急科専門医
日本Acute Care Surgery学会 Acute Care Surgery認定外科医
日本腹部救急医学会認定医
臨床研修指導医
ATLS Provider(米国外科学会外傷初期診療)
Advanced Trauma Operating Management Instructor(米国外科学会認定外傷外科手術コースインストラクター)
Definitive Surgical Trauma Care Provider, Instructor(国際外傷外科・集中治療学会認定外傷外科指導コースインストラクター)
Definitive Surgical Trauma Care International Faculty(国際外傷外科・集中治療学会認定外傷外科指導コースファカルティー)
外傷外科治療戦略コース (SSTT) インストラクター
Advanced Surgical Skills for Exposure in Trauma (米国外科学会認定外傷外科高度技能手術コースインストラクター)
英文科学雑誌 PLOS ONE編集委員
優秀医学博士としてアメリカ永住権を取得
国際英語検定試験 (IELTS) 得点7.5 (日本英語検定1級以上に相当)
所属学会
日本外科学会
日本消化器内視鏡学会
日本消化器外科学会
日本内視鏡外科学会
日本大腸肛門病学会
日本臨床外科学会
日本救急医学会
日本臨床救急医学会
日本外傷学会
日本腹部救急医学会
日本Acute Care Surgery学会

米国癌学会(正会員)American Association for Cancer Research (Active Member)
米国外科学会 American College of Surgeons

エピソード

約20年前のある日、40代の女性の患者さんが検診目的で胃カメラを希望され、当時私が勤めていた病院に来院されました。その頃は、早期がんを診断できるような胃カメラの技術が今ほど発達しておらず、カメラの性能もよくありませんでした。そんな中、私がその女性を検診したところ、胃の出口付近の病変が何となく気になりしつこく検査しました。すると数日後の病理検査の結果で、ステージ1以下の超早期の胃がんである事がわかりました。現在ではカメラで切除できますが当時そのような技術はなく、私が執刀医として外科手術を行い完治する事ができました。退院後、その女性からこんなお手紙をいただきました。 「何となく行った病院でたまたま先生に検診してもらって、宝くじに当たるくらいの確率で超早期のがんを見つけて取ってもらい感謝しています。まだ若いので、あの時もし他の病院で検査してがんが見つからず放ったらかしにしていたら…と思うと今でもゾッとします。先生に人生の第2章をいただいたと思い、これからの人生も大切に生きていきます。」
このような言葉や感謝の気持ちが医師として最大の喜びです。これからも、多くの患者さんに「ありがとう!」と言っていただけるような医療を提供できるよう、日々精進していきたいと思っています。