見逃しがなく楽な胃カメラ

毎日ジトジトした天気で、早く梅雨明けしないかなと、この時期は毎年思いますよね。

 

さて、少し胃カメラの話をします。胃カメラは、口や鼻からカメラを入れて、食道、胃、十二指腸に病変がないかどうかを検査するものです。当院では鼻から楽にできる胃カメラ、口から眠っている間にできる胃カメラ、口から起きている間に細いカメラでの検査をするなどして、患者さんに負担をかけずに楽な検査ができるよう心がけています。

 

胃カメラは「オエッとなってつらそう」などと考える方が少なくありません。ところが、当院で胃カメラを受けた患者さんで苦しかったと仰った方は開院以来一人もいらっしゃいません。大腸カメラのブログでも申し上げましたが、楽な検査は患者さんにとってはとても気になるところで、そうでなければ定期的な検査を控えてしまいます。定期的な検査によって、病変の早期発見につながるので、是非、楽な検査を受けていただき癌などの悪性疾患が進行する前に発見できるよう、努めていただきたいと思います。

 

胃カメラは大腸カメラに比べると、挿入技術はそれほど難しいものではありません。しかしながら、病変の早期発見には、知識と経験に基づいた「診断する眼」が重要です。

 

当院ではこれまでに超早期の食道癌、胃癌などを発見することができています。いずれも粘膜の浅い部分にとどまっている癌で、注意して観察しないと見落としてしまうこともあります。当院では最新型のレーザーを使ったカメラで検査を行います。特殊な光を当てて観察することで、微妙な粘膜面の変化などををがより鮮明に視認することができます。さらに、適宜、色素などを散布しながら観察することで診断をより正確にし、見落としが少ない検査を心がけています。

 

楽で確実な胃カメラを行っています。お腹の調子が悪い方、40歳を過ぎて一度も胃の検査をしたことがない方、「病気は心配だけど検査が不安」などお悩みの方々はご相談いただきたいと思います。

 

2021年07月06日